アレルギーでも米粉パンは食べられる?理由と注意点を解説!

アレルギーでも米粉パンは食べられる?理由と注意点を解説!

米粉を主原料とする米粉パンですが、アレルギーを持っている場合でも食べられるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。米粉パンは特定原材料である小麦が含まれないケースがほとんどのため、アレルギーを持つ方でも食べやすいです。

 

ただし米粉パンでも、事故によりアレルギーを発症してしまうケースがあります。そのため、製品を購入する際には原材料のチェックが必要です。

 

本記事では小麦パンと米粉パンの違いや小麦アレルギーの人におすすめな米粉パンの特徴、米粉パンや米粉製品を食べる時の注意点などを紹介します。おすすめの米粉パンも紹介するため、ぜひ最後までチェックしてみてください。

 

アレルギーでも米粉パンは食べられる?理由と注意点を解説!

小麦アレルギーとは?

 

小麦アレルギーとは、小麦に含まれるタンパク質をアレルゲンとする食物アレルギーの一種です。小麦は食物アレルギーを引き起こす食品の中でも、3番目に多いとされています。

 

乳幼児期に発症する可能性の高いアレルゲンの一つですが、大人になってから発症する場合もあります。小麦を口から摂取するのみでなく、小麦が含まれる製品を触ったりすることで症状が出る場合もあるため注意が必要です。

小麦アレルギーの症状は、蕁麻疹やかゆみなどの皮膚症状、下痢や腹痛などの胃腸症状、鼻水やくしゃみなどの耳鼻科的症状、ぜんそくや呼吸困難などの呼吸器症状などがあります。

米粉パンと小麦パンの違い

米粉パンと小麦パンにはどのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの原材料の違いを見てみましょう。

 

米粉パンの原材料

米粉パンは、主に米粉を主要な原材料とするパンの一種です。米粉は米を挽いて粉末状にしたもので、小麦粉とは異なる特性を持ちます。

 

米粉パンの原材料には以下のものが含まれます。

 

  • ・米粉
  • ・砂糖
  • ・塩
  • ・油
  • ・卵

 

これらの材料を適切な割合で組み合わせ、こねて成形し適切な時間発酵させた後、焼成します。これにより、米粉パンは美味しさと独特の食感を持つパンとして完成します。また、アレルギーや食事制限を考慮する際の選択肢として利用されることがあります。

 

小麦パンの原材料

 

小麦パンは主に小麦粉を原材料とするパンの一種です。小麦パンの原材料には以下のものが含まれます。

 

  • 小麦粉
  • イースト
  • 砂糖
  • 乳製品

 

小麦粉はグルテンを含むため水分との結びつきが強く、こねることで独特の弾力性が生まれます。これにより空気を含んで発酵させると、膨らんで軽くふんわりとした食感が得られるのです。小麦パンのバリエーションは豊富で、世界中でさまざまな種類のパンが作られています。

 

米粉パンは食物アレルギーがあっても食べられる

 

米粉パンにはグルテンが含まれていないため、小麦アレルギーやグルテン過敏症の方でも食べられます。

 

従来、パンを膨らますためには小麦グルテンの力が必要とされていましたが、2001年に山形大学工学部の研究グループが米粉100%の製パンに成功し、米粉パンの商品が大手コンビニエンスストアにも並ぶようになりました。

 

米粉パンは子供からお年寄りまで幅広い年代が安心して食べられる食品といえるでしょう。

小麦アレルギーの人に米粉パンがおすすめな理由

 

小麦アレルギーの人に米粉パンがおすすめな理由として、以下の5つが挙げられます。

 

  • ・グルテンフリー
  • ・栄養価が高い
  • ・高たんぱく室
  • ・低GI
  • ・食感がよく、腹持ちがいい

 

ここでは上記5つの理由についてそれぞれ解説するため、小麦アレルギーの方はぜひ参考にしてみてください。

 

グルテンフリー

 

米粉パンは材料にグルテンが含まれないグルテンフリーの食品です。パンやお菓子を作る際、小麦粉の代わりに米粉を使用するとグルテンフリーとなります。

 

また小麦アレルギーの人でなくてもグルテンフリーの食品を摂取するメリットとして、体や肌の不調の軽減が挙げられます。グルテン自体が肌や体に悪影響を及ぼすわけでなく、グルテンに耐性がない方がグルテンを摂取することで、身体や肌に不調が現れるケースがあるのです。

 

さらにグルテンを多く含む小麦には中毒性があるとされており、米と比べると体内での消化スピードが速い特徴があります。グルテンフリーの食品を中心とした食生活にすることで、食べ過ぎを防止することが可能です。

 

栄養価が高い

 

米粉パンは栄養価が高い特徴があります。小麦パンと比べると栄養価が低くなるのではないかと考える方もいるかもしれませんが、実は小麦パンと米粉パンはカロリーにほとんど差がありません。その理由として、小麦も米も栄養素の主成分が炭水化物であることが挙げられます。

 

また炭水化物をはじめとして、たんぱく質や脂肪、ビタミンなども豊富に含んでいます。米粉パンは脂質が少ない特徴もあるため、小麦パンに含まれる脂質が原因で体に不調が起きている方は、米粉パンを試してみるとよいでしょう。

高たんぱく質

 

米粉パンにはたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質はアミノ酸という成分により合成されていますが、なかでも重要な栄養素の一つである必須アミノ酸は体内で生成することができません。

 

この必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを数値化したものをアミノ酸スコアといい、この数値が高ければ高いほど良質なたんぱく質が含まれていると判断できます。米と小麦のアミノ酸スコアを比べてみると、米65に対し小麦は41。

 

つまり主要な原材料のみで比較すると、小麦パンよりも米粉パンの方が良質なたんぱく質を含んでいるといえるのです。

 

低GI

 

米粉パンは低GI食品です。GIとはGlycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標を指します。GI値は食品ごとに設けられており、GI値が低く血糖値の上昇が穏やかな食品を低GI食品といいます。このGI値を参考にすることで、健康管理に役立てることが可能です。一般的に、GI値が55以下の食品が低GI食品と呼ばれます。

 

低GI食品である米粉パンを食べた後は血糖値が上がりにくく、糖質を緩やかに吸収できます。血糖値の急上昇は糖尿病や肥満、動脈硬化などを引き起こすリスクが高くなるため、米粉パンは小麦アレルギーでない方にもおすすめです

 

食感がよく、腹持ちがいい

 

米粉パンは食感や腹持ちの良さも大きな特徴です。小麦パンと比べて水分含有量が高いため、腹持ちがよいとされます。米粉パンはもっちりとした食感で、咀嚼回数が増えるのもポイントです。咀嚼回数が増えることにより、満腹感を得やすくなります。

 

また小麦パンに含まれるグルテンには、食欲を増進させるエクソルフィンという成分が含まれています。この成分を摂取し過ぎると食べ過ぎにつながりやすく、太りやすくなってしまうのです。しかし米粉パンにはエクソルフィンが含まれていないため、食べ過ぎを防止できます。ダイエットに取り組む方は、腹持ちが良く、食べすぎも防止しやすい米粉パンを取り入れてみるのがおすすめです。

 

米粉パンや米粉製品を食べる時の注意点と対応方法

 

小麦アレルギーの方が米粉パンや米粉製品を食べるときの注意点があります。

 

  • 米粉パンの成分や原材料に小麦粉が含まれていないか
  • 製造中に小麦が混入していないか
  • 原材料が表示されているか

 

ここでは上記3つの注意点に加え、万が一小麦が含まれた製品を食べてしまった時の対応方法も解説します。

 

米粉パンの成分や原材料に小麦粉が含まれていないか

 

米粉パンは100%米粉で作られている製品がほとんどですが、米粉の中にはパンのボリュームを出すために小麦たんぱくが添加された物もあるため、小麦アレルギーの方は注意が必要です。米粉パンの成分や原材料に小麦粉が含まれていないか、原材料の表示を必ず確認しましょう。原材料または添加物に小麦やグルテンの表示がある場合は、摂取を避けたほうがよいです。成分表示のないインストアベーカリーなどでは、原材料についてお店の人に質問するようにしてください。

 

製造中に小麦が混入していないか

 

アレルギー事故で見られるのが、製造中に小麦が混入してしまうケースです。製造工程でアレルギー物質の混入が発生していないかを確認しましょう。製品の注意表示に「製造工場では、小麦を含む製品を生産しています」などの文言がある場合は、小麦が混入する恐れがあるため避けることをおすすめします。

 

原材料が表示されているか

 

容器包装された加工食品には、特定原材料の表示が義務付けられています。特定原材料は卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そばの7品目です。米粉製品を購入する際は、原材料がきちんと表示されているかを確認しましょう。

 

また小売店で作った総菜や弁当、パンなどの包装されていない食品にはアレルギー表示の義務がありません。店頭販売品や外食で米粉製品を購入する場合は、お店の人に原材料を確認してみてください。

 

もし食べてしまったら...

 

小麦アレルギーなのに小麦が含まれる製品を食べてしまった場合には、すぐに病院を受診してください。自己判断で対処するのは避け、必ず病院で食物アレルギーかどうかを診てもらうようにしましょう。

 

食物アレルギーがあっても安心して食べられる米粉100%のパン

 

米粉100%のパンなら、食物アレルギーがあっても安心して食べられます。ここで紹介するのは、ocomejirusiの米粉パンです。食物アレルギーを持つ方はぜひチェックしてみてください。

 

シンプルな原材料にこだわったocomejirusiの米粉パンとは?

ocomejirusiの米粉パンは、シンプルな原材料にこだわっています。その他の特徴は次の通りです。

 

  • 国産米粉100%で作られている
  • 製パン用米粉ではなく、銘柄米を使用している
  • 白砂糖不使用
  • 白アレルギー特定原材料等28品目不使用
  • 自宅まで届けてくれるから調理や解凍が不要

 

ここではこれら5つの特徴をそれぞれ紹介します。

 

国産米粉100%で作られている

 

ocomejirusiの米粉パンは、国産米粉100%で作られています。国産の食材にこだわりたい方には嬉しい米粉パンです。

 

製パン用米粉ではなく、銘柄米を使用している

 

製パン用米粉ではなく、銘柄米を使用しているのもocomejirusiの米粉パンの大きな特徴です。甘み・旨み・粘りのバランスの取れたこしひかりやこしいぶきを中心に、おいしいお米を厳選して使用しています。

 

白砂糖不使用

 

ocomejirusiの米粉パンには白砂糖が使われていません。サトウキビを精製せずに素のままじっくりと炊き上げた奄美大島産の素焚糖を使用しています。素焚糖は風味が豊かな特徴があり、さらにミネラルも豊富に含まれています。

 

アレルギー特定原材料等28品目不使用を実現

 

ocomejirusiの米粉パンには小麦が使われていないのはもちろんのこと、アレルギー特定原材料等28品目不使用を実現しています。

 

28品目の内容はえび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンです。

 

また原材料として使用していないにもかかわらず意図せず特定原材料等が混入してしまうコンタミネーションを防ぐため、アレルギー特定原材料等28品目の持ち込みを禁止しています。そのため、アレルギー事故が起きてしまう心配もありません

 

自宅まで届けてくれるから調理や解凍が不要

 

ocomejirusiの米粉パンは自宅まで届けてくれるため、調理や解凍の手間がかかりません。またお得な定期購入なら、都度購入する手間がかからないのも魅力です。

 

販売店について

 

ocomejirusiの米粉パンは市販での取り扱いをしていません。ocomejirusiオンラインショップから購入可能です。気になる方はぜひocomejirusiオンラインショップをチェックしてみてください。

 

まとめ

 

小麦アレルギーを持つ方は、小麦パンでなく米粉パンを選ぶのがおすすめです。米粉パンは材料にグルテンが含まれないグルテンフリーの食品で、基本的に小麦アレルギーを発症する心配がありません。ただし中には意図せず小麦が入り込んでしまう場合や小麦たんぱくが添加された米粉を使用している場合があるため、原材料は必ずチェックしましょう。

 

米粉パンの中でもおすすめの製品は、今回紹介したocomejirusiの米粉パンです。アレルギー特定原材料等28品目不使用を実現しており、アレルギーを発症するリスクがほとんどありません。ocomejirusiオンラインショップから購入可能なため、ぜひチェックしてみてください。