糖尿病の人に米粉パンがおすすめって本当？理由と注意点
糖尿病の人は、血糖値を上昇させる食品は避けたほうが良いとされます。そんな糖尿病の人におすすめの食品が米粉パンです。パンといえば小麦のイメージが強い方も多いかもしれませんが、米粉パンはその名の通り米粉を使用したパンで、原材料に小麦が含まれません。
米粉は低GI食品のため血糖値の急上昇を防ぎやすく、まさに糖尿病の人に適した食品なのです。
本記事では糖尿病の人に米粉パンがなぜおすすめなのか、その理由や注意点を解説します。おすすめの米粉パンもあわせて紹介するため、米粉パンの購入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
糖尿病の人に米粉パンがおすすめって本当？理由と注意点
米粉の原料とは
米粉は、うるち米やもち米などのお米を粉末にしたものです。米粉にはいくつかの種類があり、原料や用途がそれぞれ異なります。
上新粉・上用粉はうるち米を粉にした総称で、米粉の製法は地域や製粉工場により様々です。
米粉と小麦粉の違いとは
米粉と小麦粉の大きな違いは、グルテンが含まれているかいないかという点にあります。小麦粉にはグルテンが含まれますが、米粉にはグルテンが含まれません。グルテンは、小麦粉に水を加えてこねることで形成されるたんぱく質です。
米粉と小麦粉は、油の吸収率にも違いがあります。米粉は小麦粉に比べて油の吸収率が低いため、てんぷらなどの揚げ物を作るときに使うとよいです。米粉を使うことで、ヘルシーかつサクサクとした軽い食感に揚げられます。
また米粉をお菓子やパン生地に使うと、小麦粉に比べてもっちり、しっとりとした食感が出ます。もっちりとした食感により咀嚼回数が増え、食べごたえも感じられるのが特徴です。
米粉パンが糖尿病の人におすすめな理由とは
米粉パンは糖尿病の人におすすめです。次の5つがその理由として挙げられます。
- ・グルテンフリーで血糖値の急上昇を防ぐから
- ・小麦粉の価格が高騰しているから
- ・栄養豊富で低カロリーだから
- ・消化しやすいから
- ・小麦アレルギーの人でも食べられるから
ここでは上記5つの理由についてそれぞれ解説します。糖尿病の人はぜひ参考にしてみてください。
グルテンフリーで血糖値の急上昇を防ぐから
米粉はGI値の低い食品のため、血糖値の急上昇を防げます。GIはGlycemic Index（グリセミック・インデックス）の略で、食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。GI値は食品ごとに設けられており、GI値が低いほど血糖値の上昇が穏やかになります。GI値が55以下のものが低GI食品と呼ばれます。
低GI食品である米粉を原材料とする米粉パンを食べた後は、血糖値が上がりにくく、糖質を緩やかに吸収可能です。血糖値の急上昇を防ぎたい糖尿病の人は、小麦粉パンよりも米粉パンを食べることをおすすめします。
小麦粉の価格が高騰しているから
米粉パンをおすすめする理由の一つに、小麦粉の価格高騰が挙げられます。日本で消費されている小麦粉の8割以上は外国産の小麦から作られていますが、輸入小麦の政府売渡価格は2023年4月から前期比で5.8％も上昇しています。
政府売渡価格が上昇することにより、家庭に供給される食品の小売価格に与える影響は、食パンが0.5％増、小麦粉は1.4％増となるのです。このように小麦粉の価格が高騰しているため、小麦粉を使った食品よりも米粉を使った食品を購入した方が食費を節約できます。
栄養豊富で低カロリーだから
米粉パンは栄養豊富かつ低カロリーな特徴があります。米粉に含まれる栄養素はたんぱく質や炭水化物、脂肪、無機質、ビタミンB1、ビタミンEなどです。
また米粉にはたんぱく質の一種であるアミノ酸もバランスよく含まれています。アミノ酸は9種類あり、バランスよく含まれるほど良いとされます。アミノ酸は体内で生成できませんが人体には必要な栄養素です。栄養豊富な米粉パンを食べることで、バランスよくアミノ酸を摂取できます。
米粉は水を吸収しやすいため、同じ重さの小麦パンよりも米粉パンの方がカロリーが低くなります。カロリーを気にする方は、小麦パンではなく米粉パンを選んでみてください。
消化しやすいから
米粉パンにはグルテンが含まれていないため、消化しやすい特徴があります。小麦粉に含まれるグルテンは、消化されにくく分解されにくいたんぱく質です。便として体の外に排出されにくく、腸の粘膜の中に張り付き、異物となる場合があります。グルテンが粘膜に張り付くと炎症を起こし、腸内環境を悪化させる要因にもなるため注意が必要です。
小麦アレルギーの人でも食べられるから
米粉パンはグルテンフリーのため、小麦アレルギーの人でも食べられます。小麦アレルギーの場合、小麦を使ったパンは食べられませんが、米粉を使用したパンであれば安心して食べられます。
米粉パンを糖尿病の人が食べる時に気をつけること
米粉パンを糖尿病の人が食べるときに気を付けるべきポイントとして、次の2つが挙げられます。
- ・食べる量が多すぎないか
- ・糖質の量が多すぎないか
ここでは上記2つの理由についてそれぞれ解説します。
食べる量が多すぎないか
糖尿病の人が米粉パンを食べるときは、食べる量には十分に注意しましょう。食事量が多すぎたり食事時間が不規則だったりすると、血糖値をコントロールするホルモンのインスリンの働きが悪くなってしまうためです。糖尿病の人に限ったことではなく、どんなものでも食べ過ぎないことが大切です。糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂取し、健康な食事を意識しましょう。
また糖尿病の人は自身の適正エネルギーを把握しておきましょう。適正エネルギーは性別や年齢、1日の活動内容などにより異なるため、主治医や管理栄養士に確認してみてください。適正エネルギーを把握してコントロールすることにより、血糖値の上昇を抑えやすくなります。
糖質の量が多すぎないか
糖尿病の人は糖質の量には十分注意が必要です。糖質を摂りすぎると症状が悪化する可能性があります。とはいえ、極度な糖質制限は逆効果となり、動脈硬化や腎症を引き起こすリスクを高めてしまいます。糖質は摂りすぎないように、自身に適した量にコントロールすることが大切です。
また糖尿病の合併症を防ぐためには、食物繊維が多く含まれる食品を摂取することを心掛けるとよいでしょう。食物繊維には、食後の血糖値上昇を抑える効果が期待できるためです。米粉パンを食べる前に食物繊維の多い野菜を食べるなどして、糖質を取りすぎないようにバランスをとってみてください。
食物アレルギーがあっても安心して食べられる米粉100%のパン
食物アレルギーがある方にもおすすめな米粉100％のパンがあります。それがシンプルな原材料にこだわったocomejirusiの米粉パンです。小麦パンの代わりに米粉パンを取り入れたい方は、ぜひこちらを参考に購入を検討してみてください。
シンプルな原材料にこだわったocomejirusiの米粉パンとは？
ocomejirusiの米粉パンは、シンプルな原材料にこだわっている特徴があります。その他の特徴は次の通りです。
- ・国産米粉100％で作られている
- ・製パン用米粉ではなく、銘柄米を使用している
- ・白砂糖不使用
- ・白アレルギー特定原材料28品目不使用を実現
- ・自宅まで届けてくれるから調理や解凍が不要
ここでは上記5つの特徴についてそれぞれ紹介します。
国産米粉100％で作られている
ocomejirusiの米粉パンは、国産米粉100％で作られています。食品は国産にこだわりたい方には嬉しい製品です。
製パン用米粉ではなく、銘柄米を使用している
米粉パンは製パン用米粉を使用している製品も多くありますが、ocomejirusiの米粉パンは銘柄米を使用しています。製パン用に品種改良された米ではなく、炊いてもおいしいお米を使うことにこだわっているのが特徴です。甘み・旨み・粘りのバランスの取れたこしひかりや、こしいぶきを中心に、炊いてもおいしいお米を厳選して米粉に使用しています。
白砂糖不使用
ocomejirusiの米粉パンは白砂糖を使用していません。サトウキビを精製せず素のままじっくりと炊き上げた奄美大島産の素焚糖を使用しています。風味豊かでミネラルも豊富に含まれているのが特徴です。また素焚糖はくどさのない柔らかな甘みを持つため、甘すぎるパンが苦手な方でもおいしくいただけます。
アレルギー特定原材料等28品目不使用を実現
ocomejirusiの米粉パンはアレルギー特定原材料等28品目不使用を実現しています。
具体的な特定原材料はえび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生（ピーナッツ）、アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、
バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの28品目です。
アレルギー特定原材料等28品目の持ち込みが禁止された環境で製造しているため、原材料に含まれていないにもかかわらずアレルギー原材料が混入してしまうコンタミネーションの心配もありません。
自宅まで届けてくれるから調理や解凍が不要
ocomejirusiの米粉パンは購入後自宅に直接届くため、調理や解凍の手間がかかりません。賞味期限は発送日より約10日となっているため、早めにお召し上がりください。
販売店について
ocomejirusiの米粉パンは市販での取り扱いはしていません。ocomejirusiオンラインショップのみでの取扱となっているため、気になる方はぜひ公式通販をチェックしてみてください。
まとめ
米粉はGI値の低い食品のため、血糖値の急上昇を防げます。血糖値の上昇を防ぎながらパンを食べたい糖尿病の人は、小麦パンよりも米粉パンを食べるのがおすすめです。また米粉パンはグルテンフリーのため、小麦アレルギーの人でも安心して食べられます。
ただしいくらGI値の低い食品でも、食べ過ぎは良くありません。食べる量や糖質の量には十分注意しましょう。
米粉パンを探している方は、ocomejirusiの米粉パンがおすすめです。アレルギー特定原材料等28品目不使用を実現しており、アレルギー事故などの心配がありません。ocomejirusiオンラインショップから購入可能なため、ぜひ検討してみてください。